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いまだにあちこちのHPや掲示板上で「石けんvs合成洗剤」の論議が行われていますが、どこを覗いても共通するのは、ある程度化学知識がある人は「石けんと合成洗剤ではどちらが優位と言うことではなく、それぞれに特徴がある」という評価が多く、石けん推進派の方は確たる根拠もデータもなく「合成洗剤は毒なので自然のものである石けんを使うべき」と言う意見に分かれているようです。これは論議と言うよりも、一部の盲信者を更生させようとするボランティアの方々の活動のように読み取れるのは穿ちすぎでしょうか? 商魂たくましく、コストの低い石けんをいかにも無害のように訴えて儲けているメーカーと、そのおこぼれで小銭を稼いでいる人たちはマァいいとして、それらの人々によって正しい知識をから遠ざけられてしまっている方が多いことが問題でしょう。「溺れる人に藁を売る」商売が氾濫しているのは悲しいことです。 石けんと合成洗剤という分類の仕方をしてしまったために、「石けんは界面活性剤ではない」というとんでもない阿呆な事を言う人が結構いるのは驚きですね!ここのHPも各地の生協からのアクセスが結構あるのですが、どのように読み取っているのか心配してしまいます。ここの<界面活性剤>のページを読んだ方から、「あなたは合成洗剤派なのですね」というメールをもらったのはビックリしました。石けん派の方が読むと、石けんの弱点を記載しただけで「石けんを否定している」と捉えるようですね。私個人としては、石けんだろうが合成洗剤であろうが、その界面活性剤の種類と質、助剤などの成分や配合量によって「どこにどのように使うか」と選択するのが良いと思っています。なので、日常では石けんも合成洗剤も使っています。もちろん、できるだけ少ない量ですむように気をつけていますが。 |