マイナスイオン=マイナスに荷電した大気イオン?

ナショナルの説明だと「マイナスの電気を帯びた酸素と微少な水分子が結合したもの」ということらしいですね。その他のメーカーで、マイナスイオンの分子構造を示したものは特にありません。いろいろ調べても科学的・物理的にきちんと説明されたモノがないので、結局サッパリ分からない「物体」です。


疑問点:

  1. 「微細な水」とはどのようなかたちで大気中に存在しているのか?

  2. どのような環境(温度・湿度も含めて)にもマイナスイオンを効果が出るほど大量に生成するだけの「微細な水」は存在するのか?

  3. その水の純度はどの程度なのか?

  4. 生成されたマイナスイオン自体に発ガン性・急性毒性・遺伝毒性はないのか?

  5. 副生成物は発生しないか?発生するときは、その物質の発ガン性・急性毒性・遺伝毒性はあるか?

  6. 生成法によって分子構造に違いはでるのか?

  7. 大気分子数比率でどの程度の個数があれば効果が出るのか?

  8. どのような具体的な効果が出るのか?その正式なデータはあるのか?

 いまのところ、以上のような質問に対し、わかりやすい回答をしてくれたメーカー(お客様相談室)はありませんので、想像するしかありませんが、大部分の家電製品では、マイナスイオン生成に放電を利用してつくっているものがほとんどのようです。(まさか放射線は使えないでしょうから!)
 放電によりオゾン(O3)を生成し、オゾンは安定でないので酸素(O2)と酸素イオン(O2−)になり、活性化した酸素イオンが大気中の水分子と結合することで、マイナスイオンになる、と理解することもできます。


 しかし、それ以前に大気中に大量にある窒素(N2)と結合して、窒素酸化物(NOx)となってしまうのではないでしょうか?また、発生したオゾンそのものの毒性も考えなくてはならないでしょう。

 オゾン自体は濃度が高くなると猛毒な訳ですが、メーカーや販売者は「長時間安定して存在することはできないし、毒性がでるほどの量は発生しない」と言うかも知れません。マイナスイオンの効果よりも、毒性物質の生成によるマイナス効果の方が怖い気もしますが・・・。
 ほんの微量の「食品添加物」を気にするような人たちにとっては、「マイナスイオンには微量の毒性があった」ということになると商売上マズイでしょうから、「マイナスイオン」を良く理解できない状態にしておいて、とりあえず流行っているときに儲けるだけ儲けておこうとしているようにも見えます。このままでは、昔流行った<超音波加湿器>のように無くなってしまう運命になるかも知れません。

 発売元はマイナスイオンの個数はどうやって数えているのでしょうか?1cm3あたり、数千〜数万個などと言っていますが、その個数は果たして大気中の分子数の割合からいったら多いのでしょうか?少ないのでしょうか?このあたりはわかりやすくモル濃度で説明して欲しいと思います。
 今のところマイナスイオンに対する個人的評価は、評価としてはπウォーター・トルマリン・波動・フリーエナジーといったものと同列にしか見えません(でも、霊魂や宇宙人の存在は信じていたりするのですが・・・。)。マイナスイオンドライヤーを試してみても、違いがサッパリ分からないのですが、どなたか明らかに効果が出た方はおいででしょうか?第三者にも理解できるような方法でテストされた方はいらっしゃいますか?
 マイナスイオンを発生する製品が、マイナス面よりプラスの効果の方が大きく、なおかつコストパフォーマンスが良い製品だったら是非使ってみたいと思っているのですが、詳しく理解できる資料(または説明)のご提供をしていただけると大変ありがたいのですが、メーカー・販売店の方でも結構ですのでよろしくお願いいたします。

2003/4/24

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